キュプラレーヨンの素材にオリジナルプリントを施した生地で仕立てたシャツ。シーズンテーマである「ちょっと風邪っぽい」から"パジャマ"を連想し、生地をたっぷりと贅沢に使ったゆったりとしたサイズ感に。折伏せ縫いや太めの前立て、ステッチワークなどを用いてカジュアルな雰囲気に仕上げ、ボタンは大きめの白いナットボタンをポイントに。同素材のパンツとセットアップでのご着用もおすすめ。
　
使用した生地は、着用時の摩擦などで生地が揉み込まれ、使い込むごとに風合いがやわらかくなり、だんだんととろみが増すのが特徴的な素材。素材の特性上、洗濯で水を通すと一時的に生地の風合いが固くなるが、摩擦により再び生地は柔らかくなるので、お手入れをしながら経年変化を楽しんでみて欲しい一着。
　
＊柄について
風邪や熱のときに、ぼーっとしたりふわふわとしたりする感じや、高熱で体温が上がることから連想したピンクをベースの色に。風邪のときはだいたい部屋にいることが多いと思うので、もやもやとしたピンク色の上から、誰かの部屋をイメージして描いた。「ちょっと風邪っぽい」という文言は、本当に風邪の場合もあれば、ときには遊びを断ったりするための都合の良い言葉でもあるのではないか？描いたこの部屋の住人は本当に風邪かもしれないし、普通に元気で、部屋でだらだらしてるだけかもしれない、もしくは恋をしてドキドキしているかもしれない...。少女漫画のトーンから着想を得た白い丸たちをふわふわと宙に浮かべ、ピンクが甘くなりすぎないように仕上げにスパイス（黒い点々）を振りかけた。