25 spring/summer collection

美しいものは美しいと素直に表現すること。
25SSコレクションのテーマは「はれ ときどき あめ」。
本コレクションは、様々な表情を見せながら移り行く空模様から思い浮かべた情景や言葉を大切にしながら製作しました。
空模様を題材にしたきっかけのひとつとして、毎シーズン展示会を行っている森山邸の存在があります。森山邸には、室内にいながら空模様や季節の移ろいを感じ、外の世界と繋がれるような大きな窓があります。前回の展示会中、その大きな窓から空を見上げていた際、この美しい空みたいな洋服を作りたいなと、ふと思ったのが始まりです。

空にまつわる様々なイメージから生まれた色や柄の洋服たちを、キーワードとともに、一部ご紹介します。
雲ひとつない晴天、今にも雨が降り出しそうな曇天、深い青が美しい紺碧など、様々な空の色。
茶色を基調としつつ、紫や黄色、ピンクなど様々な色が混ざり合う、少し不穏な空気が漂う空と、その空を自由に飛び回る鳥たち。
真夏の太陽に照らされてカラカラに乾いた土や、生い茂った雑草。
<tencel wool>
kéngoが作る定番シアーインナー。テンセルのなめらかさとウールのあたたかさが肌を優しく包み込んでくれる素材の心地よさ。コーディネートのポイントにもなる発色の美しさ。じわじわと人気が高まっているシリーズです。
今季は深い青が魅力の”konpeki(紺碧)”が新しく仲間入りしました。
<refraction jacquard>
曇り空を思わせるブルーグレーが美しく、光の当たり方によってさまざまな表情を見せてくれる、尾州で織られたジャカード素材。
一見しっかりと厚みがある素材に見えますが、麻混の素材のため、見た目以上に軽やかで、夏も快適に過ごせます。
トップス、パンツ、ドレスにバッグと豊富なアイテムをご用意いたしました。
<ok ok ok!>
手描きの絵をシアー素材にプリントし、「ok ok ok!」と名付けた柄のセットアップが登場。
「はれ ときどき あめ」といった不安定なお天気の空を自由に鳥が羽ばたいている様子を描いた25SSの新作オリジナル柄です。
<cotton banana yoryu, garagara rib, and more...!>
第三弾は、すっかりkéngo春夏の定番となった「cotton banana yoryu」や「garagara rib」シリーズが登場。
冒頭でも触れた晴天の色や土色、草の色など…コレクションをさらに豊かに彩るラインナップになっております。

「はれ ときどき あめ」のようなどっちつかずの空模様は、実は空だけではなく私たちの心にも重なるのかもしれません。いつも晴れているように見える人の中でも、ときどき雨が降っていることもきっとあるはず…一人でも多くの人たちを、私たちの作る洋服たちで包んで寄り添うことが出来たら嬉しいです。
25SSラインナップの詳細は、下部よりご覧ください。